第1章 初めまして・・・?
「藤宮さん、決まりました。」
「あ、黒子くん。
決まりましたか??」
何枚か持って歩いて来た。
黒子くんの服を見て、違和感。
「決まったよ。」
「はい、赤司くんも決まりましたか。」
赤司くんの服を見て、また違和感。
ジッと見つめた。
2人は首を傾げている。
あぁ、なるほど。
違和感の正体が分かって、頷く。
「ふむ、んー・・
黒子くんと、赤司くんの服
似合ってますし、いいんですけど
ちょっとシンプルすぎますねぇ。」
2人とも、シンプルすぎて
いまひとつ物足りない。
「アクセントを入れたら
いいかもしれませんね。」
そう言って、店内を見渡して
2人の服に合いそうな物を
何着か持ってくる。
持ってる服と合わせてみた。
「うん、いいと思います。
似合いそうですねぇ。」
「そうですか?それじゃ
これでいいです。」
「僕もこれにしよう。」
「おや?いいんですか?
私が決めたものですけど。」
アッサリと決めてしまって
大丈夫かと、問いかける。
「大丈夫です。」
「たまにはいいだろう。」
特に気にした様子もないので
いいのだろうと、納得し
会計を済ませる。