第1章 初めまして・・・?
「さて、洋服も買いましたし
次は、ご飯の食材ですね。
お昼は外で食べるでいいですか?」
皆、大丈夫だと頷いたので
どこで食べようかと考える。
ここは無難にマ◯クでいいかな。
車の中に、荷物を置いて
近くにあるマ◯クに向かう。
大人しくついてきてくれるから
ありがたい。
「さて、何を注文しますか?」
「ここでは、マ◯クっていうんスね?」
「そうですよ。黄瀬くんの世界にも
似たようなお店ありましたよね?」
複雑な表情でメニューを見る黄瀬くんに
苦笑いを浮かべて、私も何をしようか
メニューを眺める。
それぞれ、好きな物を頼んで
席に着く。
黒子くんは、やっぱりというか
バニラシェイクだけだった。
席について、食べ始めたのは
いいけれど・・・
視線が痛い事に気づく。
そこで、あぁ・・と思った。
彼らは美形だ。
黄瀬くんは、モデルをしているし。
注目の的になるのは当たり前。
気づいてしまったら、食べにくい。
小さく息を吐いた。
「どうした?」
「視線が沢山だなぁと思いまして。」
「不可抗力だ。」
「・・・・」
確かにそうだけど
ハッキリ言うってある意味
素晴らしい。
慣れているんだろう。
突き刺さる視線に
げんなりしながら、ハンバーガーを
口に入れた。
お願いだから
声なんてかけて来ないでよと
視線にお願いする。