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これが、逆トリップですか・・・

第6章 真剣勝負!だから、似てるでしょう?


「自分で言うのもなんだが
俺たちは、人を見抜く目はある。
特に、晴華に関わる事は。」

「汚い考えで晴華に近づいたりする
奴もいるわけよ。
だから、俺達がそれを見分けて
瞬時に消す役割なわけ〜」

「・・・・・」

沈黙が流れた。

「君たちの行動を見ていたけど
僕には、悪意があるようには
見えなかった。
今のところはね。」

「それじゃ、信じてくれるんですか?」

「それは、君たち次第だね?」

僕たちが判断するのは
彼等の行動次第。



だけど・・・・・


「物騒な事を言うなよ。」

声がして、振り返れば
晴華が困った顔をして
こちらを歩いて来た。

「消すって、そういう
消すって意味じゃないですよ?
俊、言葉に気をつけて。」

「はーい。」

「それに、彼らにそんな
警戒心を持たせたら
無理して私に接するかも
しれないよ?」

「それはないっス!!」

黄瀬が即答した。

沈黙が流れる。

「それは僕も同感だ
皆もそうだろう?」

赤司の問いかけに
全員がそれぞれの反応で
肯定をした。

クスクス。

晴華がおかしそうに笑う。

「だそうだよ、玲。
もう少し優しくしてあげて。」

「・・・・・考えてみるよ。」


「まぁ、私は心配はしてないよ。
玲達だから。」

はい。と渡されたのは
スポーツドリンクとタオル。
ニコリと笑う晴華に
僕は微笑んだ。

全員にもスポーツドリンクと
タオルを渡して行く。

蓋をあけてスポーツドリンクを飲んだ。


とりあえずは、のんびりと
彼らと関わって行こうか。
僕の直感では彼等は長く
関わるようになる気がするから。


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