第6章 真剣勝負!だから、似てるでしょう?
「体力は、落ちた方ですよ。」
「あれで、落ちた?
普段どんな鍛え方をしているのだよ・・」
呆然と呟くように言う緑間くんに
普通です。と答えた。
「とにかく、藤宮は素晴らしい。」
「・・・ありがとう。」
「晴華照れてるなぁー?」
「俊、だまれ。」
「ハイ・・・」
「さて、私は飲み物
持ってくるから。」
それだけを伝えて家に戻る。
汗を沢山かいたなぁ・・・
シャワーを後で浴びようかな。
皆んなにも入らせたほうがいいだろう。
それにしても・・・
漫画で見ていたとおり強かった。
まだ、成長途中だから
これからまだまだ強くなる。
負けを知って、本当の
バスケを知ったから
もっと、上にいけるだろう。
青峰くんの悔しげな顔は
傑作だったけれど。
思い出して笑ってしまった。
翔たちも、なんだかんだ
悪態をつきながら、まだ彼らを
警戒してるだろうけど
バスケの時は楽しそうだったし。
スポーツドリンクを
BOXに入れて肩にかける。
人数が多いからこっちの方がいい。
戻ったら、また勝負!って
言われるのだろうか?
正直、仕事をしたいのだけれど
バスケの1日もいいかもしれない。
そんなことを考えながら
玄関を出る。