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これが、逆トリップですか・・・

第5章 部屋が・・・寒いです。


「本当、いい奴ら・・・。」

なんだか自然と笑みが浮かぶ。

彼らの親切を無駄にしちゃったけど
ここに来てからバスケも
ろくに出来てない。
それに、翔たちだって
仕事で最近はバスケしてないし
ちょうど良かった。

今日は暇だから
何時間でもバスケしていい。

いい気分転換になるだろう。

「さて、やるか。」

皿洗いをするため
キッチンへ向かう。

裏からは、彼らの声が聞こえて
楽しんでるんだと分かる。


騒がしいのは嫌いなはずだけど
何でだろうか、嫌じゃない。

出会いが出会いだからだろうか?

くすりと笑って水を出す。

「僕も、手伝います。」

「え?黒子くん?」

ビックリして、目を見開いた。
バスケをしに行ったんじゃ
なかったのか。

「僕はあの中にはずっと
混じれません。」

「だからって、別に
向こうにいてもいいんですよ?」

「いいんです。
僕がお手伝いしたいんですから。」

ジッと澄んだ目で見てくる黒子くん。
綺麗な目をしてるなぁと思いながら
仕方ないと頷いた。




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