第5章 部屋が・・・寒いです。
それから、あれこれと話をして
朝ごはん完食。
そこで、ふと思い出して
3人に聞いてみる。
「ところで、今日は
何をしにきたの?仕事?」
「いや、違うよ?
ただね、晴華が気になって
来ただけ。」
「はぃ?」
「晴華の様子がおかしいと
思ってな。だから
様子を見に。」
様子?
おかしかっただろうか?
「メールは返さないし
体調が悪いのかって
思ったんだよ。」
心配してくれたのか・・・
「ありがとう。」
いつも、私の世話ばかりしてくれて
そう言うと彼らは怒るから
お礼だけを言えば笑う。
「それじゃ、仕事で
来たわけじゃないんだね?」
「うん、そうなるかな。」
「それじゃ、彼らと
1on1してあげてくれないか?」
「こいつらとか?」
「うん、ここに来てから
バスケも余りしてないし
付き合ってあげて?」
頼んでみたものの
複雑な表情を浮かべる3人。
「ダメかい?」
「いや、そんなことないぜ?
ただ・・・漫画で見てた奴らと
バスケって・・・」
・・・・・・確かに。
「晴華はどうするの?」
「私?私はここの片付け。」
「片付けは、僕たちもします。」
バスケの空気になってたんじゃ・・・・・?
どうやら、一度決めたことは
必ず守るらしい。
やっぱり律儀だ。
けど、せっかく翔達もいる。
バスケをしないのも勿体無い。