第5章 部屋が・・・寒いです。
「なぁ、おい。
あいつらも、バスケ出来んのか?」
「あ、はい。できますよ。」
頷けば。
彼らがピクリと反応する。
これは・・・間違いない。
「1on1したいんですね?」
「はいっス!!」
「君たちは分かりやすいから
とても楽です。」
「ありがとうっス!!」
「褒めていないのだよ。」
「え?褒めてますよ?」
「そういうのは
褒めてるって言わないのだよ。」
そんなことないのだよ・・・
また、真似をしたら
怒られそうだったので
心の中で真似をしてみる。
「ほら、できたぞ。」
3人全員がリビングに来て
テーブルに色々並べて行く。
「うん、上手く出来たね。
晴華ちゃんと食べるんだよ?」
「・・・分かってる。」
気まずくなりながら
並べられた料理を見て
箸を手に取った。
「いただきます。」
『いただきます』
全員でいただきますをして
料理を口に運ぶ。
卵焼き美味しい。
焼き魚に、卵焼き、おひたしに
お味噌汁にサラダ。
健康にいい朝食。