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これが、逆トリップですか・・・

第5章 部屋が・・・寒いです。


「そうですね、自分で
言うのもなんですけど・・・
凄く、過保護ですねぇ。」

「嫌になんねぇのかよ。」

「・・・鬱陶しいときは
ありますよ。」


「おいおい、ちょっと
酷くねぇ?」

困ったように言えば
後ろから俊が肩に腕を回して
拗ねた顔でこちらを見る。

「だいたいなぁ、晴華がもっと
自分に関心を持ってくれれば
過保護にはならないぞ?
っというか、過保護じゃねぇよ?」

「・・・子供じゃないよ」

「ご飯はしっかり食べる!
睡眠はしっかり取る!
たまには外に出る!」

「それが過保護なんだよ・・・」

これを過保護と言わず
なんと言うのだろう・・・
俊がお母さんに見えてきた。

「こっちは心配してるんだぜ?
晴華は仕事に夢中になると
ご飯もろくに食べないし
睡眠も取らない。
きっと、お前達も
心配になると思うけどな。」

そう言って俊は
彼らを見てにニヤリと笑う。

「世話する方が
世話されるように
なったりしてな〜」

「俊、キッチンに戻りな。」

余計な事を言わないでほしい。
まったく・・・
少し、不機嫌に言えば
俊は肩を竦ませ
キッチンに去っていった。


「なんとなくだが
あの人達が藤宮を
心配する理由が分かったのだよ。」

「えっ」

まさかの、あっち側。
緑間くんの言葉に唖然とすれば
全員が頷いていた。



・・・・・・そんなに問題ですか私。


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