第4章 過保護すぎる・・・友人です。
「やぁ、こんにちわ晴華。」
扉を開けば綺麗な笑顔で
立っているこの人は
笹倉玲(ささくら れい)
仕事仲間で友人。
そして、3人の中で最も怖い人。
「晴華の好きなお店の
スイーツを買ってきたよ。
後で食べようか。」
「うん、ありがとう。」
ニコニコ穏やかに笑う玲。
リビングに行けば
きっと、この笑顔も・・・
あれ、何だか悪寒がする。
嫌な予感をビシビシ感じつつ
玲と一緒にリビングに向かった。
扉を開いてリビングに。
彼らを視界に入れた玲。
「・・・」
ハッキリと分かるくらいに
空気が冷えたのが分かる。
俊と翔が顔を引きつらせ
視線を逸らしている。
あの態度で、見ていないのに
玲の様子が分かった。