第4章 過保護すぎる・・・友人です。
「晴華だって無闇にやたらと
親切な訳じゃない。
悪意がある奴なら
すぐに追い出すだろ。」
「そーそ。
だから、俺たちもお前達を
信用はしてないが
疑ってはいないから
安心しろって今のところはな?」
「今のところは・・・ですか?」
含みのある言い方に
黒子くんが反応する。
「もし、晴華を傷つけたり
何かあった場合
俺たちは容赦しねぇ。
そーいう事だよ。」
目を細めて冷たい
笑みを浮かべる翔。
極悪人にしか見えない。
相変わらずというか
過保護だ。
小さく溜息を漏らす。
「翔、俊言い過ぎだよ。
仮にも初対面、それに
自己紹介もしてないでしょ。」
少しキツめに言えば
二人は気まずげな表情。
「俺は・・・増田翔。
よろしく。」
「俺は、久谷俊ってんだ。
よろしくな?」
二人の自己紹介に
彼らも自己紹介をして
それぞれ名前を告げる。
漫画の人物とあって
なんとも言えない表情で
彼らを見ている二人。
「さて、自己紹介もすみましたね。
えーと、とりあえず・・・」
これが、私の過保護な友人です。