第4章 過保護すぎる・・・友人です。
「それは、大丈夫。
むしろ彼らが来てから
ちゃんと食べてる。」
「っということは
それまでは食べてなかったんだな?」
「・・・」
余分なことを言ってしまった。
翔の鋭い視線に視線を逸らす。
「あの・・・」
今まで黙って聞いていた
黒子くんがポツリと
言葉を発した。
「僕たちのこと
信じてくれるんですか?」
ピクリと翔の眉が動く。
俊は、苦笑いを浮かべて
首の後ろに手を置いた。
「あー俺たち、信じる信じないの
基準は、お前達じゃなくて
晴華なんだよなー」
「どういうことなのだよ?」
意味が分からないと
眉を寄せる緑間くん。
「晴華が信じるなら
俺らも信じる。
晴華が全てを承諾した上での
判断なら何も言わねぇよ。」
「つまり、僕達を信じるのではなく
藤宮を信じるという事ですか?」
赤司くんの言葉に
頭がきくねぇと
俊はニヤリと不敵に笑う。
「まっ、そういうこと。
俺達は晴華を信用しているが
お前達を信用してる訳じゃない。
かと言って、害があると
思ってもいないって所だな。」
「うんん?訳わかんないっス〜」
眉を寄せて難しい顔をする
黄瀬くん、紫原くんは
じっと二人を見ていて
青峰くんは、不快そうな表情で
睨んでいた。