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これが、逆トリップですか・・・

第3章 騒がしい・・けど悪くない。


「藤ちん髪が濡れてるよー?」

「あっ、そうでした。
乾かして来ますね。」

風邪引くということを
伝えたかったのだろう。
私は頷いて髪を乾かしに行く。










ドライヤーの暖かさが
眠気を誘う。
しっかり乾いたことを確認して
ドライヤーを切った。




「藤宮さん。」

リビングに戻れば
黒子くんが声をかけてきた。
渡されたのはカップ。
中には紅茶が入っていた。

「ありがとうございます。」

わざわざ作ってくれたんだ。
笑顔を浮かべてカップに
口をつける。

「ところで、明日は
どうするんだい?」

赤司くんの問いかけに
私は考えた。
明日は仕事がある。
だから、多分出かけるとしたら
夕飯の材料くらいだろう。

「明日は夕飯の材料を
買いに行く以外は何もないので
自由時間にしましょうか。」


バスケ、してもいいですよ。と
言えばピクリと反応したのは
青峰くんと黄瀬くん。

「おっ、それじゃ晴華っち!
一緒にやろうっス!」

「あ、私は遠慮します。」

「あ?何でだよ。」

「私はお仕事があるので。」

そう告げれば、2人は
仕事だと聞いて
渋々だったけれど
大人しく頷いた。


ふと、時計を見る。
気がつけば遅い時間。

「皆さん、寝なくて
大丈夫ですか?」

「全然大丈夫・・・ふぁ・・・」

どうやら、眠気は
正直な様子。
黄瀬くんのあくびを見て
私は苦笑い。
罰が悪そうな黄瀬くん。

「さて、寝ましょうか。」
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