第3章 騒がしい・・けど悪くない。
困ったように言えば
明日は必ずやります。と
黒子くんが言った。
やっぱり、義務化してないだろうか?
まぁ、いいか・・・
「それじゃ、お風呂に
入って来ますね。」
今日はゆっくりお風呂に入ろう。
「ふぅ・・・」
お風呂につかりながら
深い息をはく。
明日は中断していた仕事を
はじめないとな・・・
慌てる必要はないけど
しっかりやりたい。
それから、結構な
長風呂をして出た。
体もポカポカだ。
リビングに戻れば
やっぱりというか・・・
皆が起きていた。
「随分となげぇ風呂だな。」
「そうですか?」
「倒れてるんじゃないかと
おもったスよ!?」
え。そんなに・・・?
大袈裟な、と思ったけど
心配してくれたんだろうか。
「あっ、藤宮さん。
携帯が何回も鳴ってましたよ?」
「・・・えっ」
何回もという言葉に
顔が引きつり
慌てて携帯を見る。
メールが何通も来ていた。
通知名前を見て
さらに引きつった。
昔からの付き合いである
幼なじみから仕事内容の
メールが来ていた。
それから、返事がなかなか
来ないから心配したのだろう
どうかしたのかという
心配のメールまで来ていた。
しまった・・・
素早く返信メールを送る。
この時、メールの内容を
見落としていた事に気がつかずに・・・