第2章 人数が増えました、仲良くなりましょう?
そのあと、青峰くんとも
1on1をやった。
結果は私の勝ち。
結局、その後も緑間くん
紫原くん、赤司くんとも
やる羽目になってしまい
全員とやった。
結果は・・
「俺も負けたな・・」
「赤司くんにも勝つなんて
藤宮さん、凄いです。」
・・・全員に勝ってしまった。
居心地が悪い。ワザと負けるとか
負けず嫌いな私はしたくないし。
手加減するとかも、したくない。
そう思ってやった結果が全勝。
「久々にやりましたし
楽しかったです。」
仕事が忙しくて
できなかったから
気分もスッキリしている。
何気なく空を見た。
そして、固まる。
もう外は薄暗くなっていた。
時計を見れば5時。
時間をすっかり忘れていた。
「もうこんな時間です。
晩御飯の支度をしなくちゃ。
皆さんはバスケそのまま
続けてていいですよ。」
「いや、手伝う約束だからな。
俺たちも家に戻ろう。」
「そうですか?
汗を沢山かきましたね。
スポーツドリンクとタオル
用意しますから。」
「ありがとう。」
他の皆も、バスケを終えて
中に入るみたいだ。
夕飯の支度を手伝って
くれるらしい。
「おい、晴華!
明日も勝負だからな。」
悔しげに顔を歪ませる
青峰くんに、私は目を丸くした。
今、名前・・
「晴華っちー!
俺とも1on1やってくださいっス!」
黄瀬くんも・・
「まずは、藤宮の手伝いを
するのだよ。」
私を気遣うような言葉を
言う緑間くん。
なんだかんだで、距離が
縮まってきたようです。
まぁ。一安心、だな。
小さく笑みを浮かべた。