第2章 人数が増えました、仲良くなりましょう?
店長と少し話してから別れて
再度、店内を歩く。
トリップして来た6人。
キセキのメンバーも全員揃った。
これで、終わりだろうか?
何故か釈然としない。
まだ、終わらない気がする。
そう・・まだトリップして来そうな
そんな予感がする。
「そうなった時のため
服を買っておくか・・」
と、なれば可能性として
誰になるだろうか。
黒子のバスケの物語で
黒子テツヤくんと
後、もう一人重要人物がいる。
火神大我。
うん、すごくしっくり来た。
よし・・来た時の為
彼の分の服を買っておくか。
似合いそうな服を想像して
何着か選んでいく。
もし、来なかったら
彼らに着て貰えばいい。
っというか、こんな事を
考えて買い物するなんて
普通ならありえないだろう。
非現実的な日常に溜息。
「よし、こんなもんか?」
「藤ちん〜決まったよ〜」
ある程度服が決まったと同時
紫原くんも決まったようで
私を呼びに来た。
「あ、終わりましたか。
・・・・これは。」
「ん〜?どうかした〜?」
「紫原くん、これは
シンプルを通り越してます。
もう少し選びましょう。」
紫原くんが選んだのは
ジーパンとTシャツそれだけ。
さすがに、良くない。
仮にも高校生。
オシャレを楽しまなくちゃ。
「え〜駄目〜?」
「ダメです。
私が選びますから。
来てください。」