第2章 人数が増えました、仲良くなりましょう?
「さぁ、つきました。」
昨日も来たお店に
続けて今日も来る羽目に
なるなんて・・な。
小さく息を吐きつ
お店の中に入る。
「青峰くん、緑間くん紫原くん
さっきも言いましたけど
好きな服を選んで下さい。
私は、少し離れた所にいますから
決まったら呼んで下さいね?」
「・・・分かったのだよ。」
「・・はぁ」
「分かった〜」
「青峰くん、しっかり
選んで下さいね?」
やる気のなさそうな
青峰くんに釘を刺して
ニッコリ笑う。
「青峰くん、僕も一緒に
選びます。」
顔を引きつらせる青峰くんに
黒子くんが一緒についていくらしい。
それなら安心だろう。
それぞれ歩いて行った彼らを見て
私は、店内を歩く。
「藤宮様。」
控えめに声をかけてきた。
振り向けば、女性が立っている。
「あぁ、こんにちわ。
お疲れ様です。
昨日といい、手間をかけさせて
すいません。」
「いえ、藤宮様の為なら
お安い御用です。」
ニコリと優しい笑みを浮かべる
彼女はここの店長。
昨日、それから今日
服を買いたいとお願いして
服を用意してもらったのだ。
突然なお願いにも
素早く対応した彼女を
優秀だと思う。
「もしかしたらまた
お世話になるかもしれません。」
「承知致しました。
その時はなんなりと
お申し付け下さいね。
藤宮様の為なら全力で
尽力致しますので。」
「ありがとうございます。」