第2章 人数が増えました、仲良くなりましょう?
「それじゃ、行きましょうか。」
手早く準備をすませて
待っていた彼らに言えば
ゾロゾロとついてくる。
「どこに行くのだよ。」
「まずは、洋服を買いに。
黒子くん達が買ったお店に行きます。」
「あそこっスか!
いい服が沢山あるっスよ〜!」
ニコニコ嬉しそうに笑う
黄瀬くんに、私も笑みを零す。
「好きな服を買っていいですから。」
車に乗って、出発する。
私をいれて7人。
なかなかの人数だと思う。
「どんくらいかかんだよ。」
「30分くらいです。」
「はぁ・・面倒くせぇ。」
「まぁ、そう言わずに。
必要な物ですから。」
心底嫌そうに顔を歪める
青峰くん。
そんなに嫌なのか。
「藤ちん〜このお菓子
美味しいね〜」
「そうですか?良かったです。
私も好きなんですよ?」
さっき紫原くんに渡した
お菓子が気に入ったらしく
声をかけてきた。
確かに、このお菓子は美味しい。
紫原くんも気に入ったなら
今度多めに頼もうかな。
そんな他愛ない会話を
それぞれしながら車を走らせた。