第2章 人数が増えました、仲良くなりましょう?
「ごちそうさまでした。」
ご飯を食べ終えて席を立つ。
なんというか・・
人数が増えて分かった事。
彼らの食事の量がかなり凄い。
黒子くんの少食も心配だけれど
彼らの大食いも逆に心配になる。
バスケやってるから
問題ないのか・・?
今晩の夕飯は更に量を
増やさないとと、思った。
「ねー、藤ちん〜」
「紫原くん、なんですか?」
「お菓子ある〜?」
あぁ、そう言えば彼は
お菓子が大好きだった。
「お菓子ならありますよ。
食べますか?」
「食べる〜」
少しだけ嬉しそうな口調。
気だるげな表情は変わらないが
喜んでいるらしい。
棚から、何種類かの
お菓子を取り出して
紫原くんに渡す。
「ありがと〜
これ全部食べていいの〜?」
「いいですよ。・・・恐らく、
また追加されますから。」
「?そうなんだ〜」
よくわかっていない紫原に
小さく笑って、お菓子を食べながら
去っていく後ろ姿を見つめた。
さて、着替えなくちゃ。