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これが、逆トリップですか・・・

第8章 穏やかな時間


「まぁ、晴華ここは素直に
甘えてみたらどうかな?。」

「あいつらがやるっつってんだ。
無理にやる事を取ることもねーだろ。」

3人の言葉を聞いて
私は仕方ないと肩をすくませ
ソファーに座る。


ちなみに、青峰くんと
紫原くんはお風呂だ。


「はい、どうぞ。」

玲が紅茶を用意してくれた。
こんなに何もしないで
ゆっくり出来るのは
貴重かもしれない。

翔達が来ると色々やってはくれるけど
私も一緒にやってるし・・・・


「なんだかさー奇妙な生活になったな。」

リビングには私と3人。
俊が隣に座りしんみりと呟く。

「そうだね、数日前の事だけど・・・・・」


突然現れた黒子のバスケの人物達。
漫画の世界の人間が目の前にいる
不思議すぎる出来事だ。

「彼らの世界は今
どうなっているんだろう?」

「・・・・・」

確かに。
それが今は気がかりだ。
時間はこちらと同じように
進んでいるのだろうか。
もし、そうだとしたらそれは困る。
彼らにはバスケがあるのだから。

けど、不思議とその線は
ないような気がしてる。


そう思いたいだけかもしれない。。
でもそう思う。

「まぁ・・・どうなったとしても
晴華はあいつらの世話を
するつもりなんだろ?」

コーヒーを飲みながら
翔が苦笑いを浮かべそう告げた。
私は少し笑ってその言葉に頷く。

「乗りかかった船だからね。」


「ふふっ、晴華らしいね。」

クスクスと笑って、どこか
優しい眼差しで見つめる玲に
何となく気恥ずかしくなって
誤魔化すように紅茶を飲む。


「玲達はどうなの?
彼らには、あんなふうに
言ったけど・・・」


そう、問いかければ
玲はあぁ・・・と微笑んだ。









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