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これが、逆トリップですか・・・

第8章 穏やかな時間


「うん、美味しいです。」

ちょうどいい味付けに笑って頷いた。
黒子のバスケの登場人物は皆
料理が上手いみたいだ。

あっ、緑間くんは
お味噌汁以外作れないらしいけど。

お味噌汁、美味しい・・・・・。

仕事をした後という事と
美味しい料理に箸が進む。


「口にあって良かったです。」

黒子くんが、ニコリと微笑んだ。
初めてあった時から思っていたけれど
彼らは綺麗な容姿をしているから
笑えばかなりの、美形だ。

心臓がトクンと鳴った。
何だかんだで免疫はないからな・・・・。


よくよく考えてみれば
イケメンに囲まれた私
不思議すぎる光景だ。

食卓に、並んで座る
色とりどりの髪をした人たち。

ボーッと眺めてみる。


「どうかしたのか?」


前に座っている緑間くんが
こちらを見ていた。少し
心配そうな表情で。

「あ、いえいえ。
何でもありませんよ。」

小さく笑って、お味噌汁を
口に入れた。

「あ、お味噌汁美味しいです。」

「・・・・・そうか。」

緑間くんは、ピクリと反応し
視線を逸らす。顔と耳が赤い。


「緑間っち、照れてるっスね?」

「うるさいのだよ!」

「い、痛いっス!
殴らなくてもいいじゃないっスかー!」

ギャアギャアと騒ぐ2人に
赤司くんの注意を受け静かになる。

その光景を、翔達は呆れたように見つめ
馬鹿な奴ら・・・・・と笑った。


私もその光景に微笑んだ。


騒がしくも、楽しい晩御飯を終え
ご飯を食べ終えて、洗い物は
私がやろうとキッチンに行こうとする。


「藤宮さん、ゆっくりしていてください。
洗い物は僕達がしますから。」

そう、ハッキリと言われ
リビングに戻されてしまう。
至れり尽せりだ。

なんだろうか・・・・・甘やかされてる?


「困りましたねぇ・・・・・」


「ありゃ絶対にやらせない気だぜ?」

おかしそうに笑いながら
俊がキッチンにいる彼らを見た。



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