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僕が君を…私が貴方を…

第3章 志々雄さんと少年


弥生side


「おい」

『!? 誰?!』

そこには、



包帯を木乃伊(ミイラ)のように全体に巻いた男と














同い年くらいの笑顔の男の子が立っていた。







『……あなたが…あの人たちを殺したの?』

わずかに開いた家の門の前には血だらけになってもう冷たくなっている警察官が倒れていた




「ああ お前もそいつを殺したんだろ?」

『うん…』


「なぜ 殺した?」

『殺さなくちゃ…殺されると思ったから…かな?』

私は笑った、なんでか目の前の男の事が゛怖い″という感情も今まであった゛憎い″ ゛悲しい″という感情もなくなっていた。


「お前も宗次郎と同じか…」

『え?』

同じ?それは一体どういう意味なのだろう…



私は笑顔のまま首をかしげた

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