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僕が君を…私が貴方を…

第4章 新吉原で…




窓から顔を出して外を見てみると軍服の男たちがいた


志々雄
「あれは確か…」


華焔
「ええ、あれは…



弘原海鮫兵団

何処ぞの大網元の伜が金ばら撒いて作った若い軍属達の一団だよ」


志々雄
「元気なこって」


外ではその一団が雄叫びを挙げて吉原に散らばって行った

華焔
「西南の役の戦勝祝いに吉原の全楼制覇するんだとか」


「ここ毎週 河岸から二百人 二十艘の船団組んで乗り付けているのよ」


『へぇ〜随分豪勢ですねぇ』

華焔
「ホントどんだけお金持っているんだか」


しばらくぼーっと外を見ていると団長らしき男が華焔さんを見てから赤猫楼に入って行った




『なんかが起こりそうな予感がする♪』ボソッ
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