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【黒子のバスケ】甘い秘事【裏*R18】

第10章 *2人を繋ぐ窓【青峰大輝】*




体勢を入れ替え、こいつの耳の近くで催促するオレ。

聞きたいって言ってるのに、「分かってるからキスしてこんな体勢にしたんでしょ?」とは言う。

口調は照れ隠しをしているようにも聞こえ、そして赤い頬に潤んだ瞳を持つを見て……なんだか無性に愛おしさが募った。


そう思ったのは初めてで……自分の中に芽生えた感情なのに少し戸惑ってしまう。



「照れてんじゃねーよ……言え」

「っ……言わないよ」

「あ…?だったらこの耳甘噛みすんぞ……」

「ふぁ…っ!やっ、ねぇっ……」

「感じんのかよ……良い声出しやがって……」

「出してなっ、んぁ…!」



だがここでも動揺は内に秘め、の耳に向かって舌を伸ばした。

毎日聞いていたものとは全く違う艶めいた声に、オレのテンションと息遣いはみるみる上がっていく。


自分からも変な声が出てしまうほどに。



「ほら……早く言わねぇとやめてやんねぇぞ……」

「はぁっ……本当に…?」

「マジだって……」

「っ……だっ、大ちゃ…っ」

「あ…?」

「す……好きっ……」



って、は勇気出して言ってくれたけど……
オレはやめる気なんてさらさらない。

ていうか気分が盛り上がっちゃってる状態でお終いは無理だ。

まだまだこれからだろって……オレの舌は耳を愛撫し続ける。



「ちょ…!大ちゃん話が違っ…!」

「何言ってんだお前……ホントは続けたいんだろ…?」

「あっ……そっ、そんなっ……」

「じゃあ何だよそのエロい声はよ……息なんてめちゃくちゃ出てんじゃねーか……」

「ちっ、違うよこれは…っ」

「気持ちいいから出るんだろーが。ホントはもっと良くなりたいって思ってんだろ…?」
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