第9章 *オレにわがまま言って?【黄瀬涼太】*
「ハァっ………っ」
「んっ!んんっ……」
時々キスを交わしながら時間は経ち、オレはもうギリギリ。
もはや潤む瞳を持っているの顔を見るだけで出そうになるくらい。
ずっと眺めていたいけど……
嫌だ……まだイきたくない……。
って思いが強くて、顔を見なくてすむキスが後半から多くなった。
「りょ、うたぁ…っ」
けどそれがにとったら嫌だったらしい。
キスがじゃなくて、唇が離れても目を閉じたままでいたオレが嫌だって。
私を見てって……切なく言われてしまった。
さっきはそっちが逸らしてたくせに……。
「っ……」
「やっと……目が合った…っ」
「その顔やめて…っ、可愛いっ……」
「っはぁ……ダメ…?」
「ダメっ……ハァ…っ、いや……いいっス、けどっ……」
「いいよ…っ、イって…?」
「っ……!」
オレ避妊してなかったから外に出すつもりだったのに……
があまりにも可愛いものだから間に合わなかった。
引き抜く隙すら与えてくれず、オレに微笑んでくれたを捉えた瞬間……事は済んでしまっていた。
「ありがとう……最高の誕生日になったよ……」
なのに怒らないは……まるで天使のように見える。
申し訳ない気持ちでいたオレを引き寄せて、優しく抱きしめてくれるんだから。
「……オレ……」
「言ったよ…?涼太になら何されてもいいって……」
「っ……」
「最後に……私からもお願い言ってもいい…?」
「なんスか…?オレに出来る事ならなんでも…!」
「ずっと……私と一緒にいて…?」
*次へ続く*