第7章 *愛の結晶【緑間真太郎】*
の余計な一言で更に心臓が速く波打つ。
それは寝室に近付く程大きくなっていった。
けどをベッドに寝かせると、両腕にあった温もりがなくなって寂しさを感じる。
だから温かさを求めて直ぐさま自分もベッドに体重をかけるのだが……
「真太郎……」
に甘く呼ばれると……愛しさが募っておかしくなる。
「やだ……そんな目で見られちゃ恥ずかしいって……」
「目を逸らすな……」
「っ……どうして…?」
「どんな時でも……オレを見ていてほしいからなのだよ……」
「んっ……んんっ、はぁ…っンン……」
の声に負けないくらいの甘く蕩けるキスを、オレは何度も何度も降らせた。
鼻から抜ける息が2人して雰囲気を醸し出し、もう誰にも邪魔出来ない空間となる。
繋がれた片手はお互いを掴んで離さない。
の首筋を愛でる唇も離れない。
さっき着たばかりのパジャマを少しずつ乱して……
オレらはもう、一糸纏わぬ姿だ。
「気持ちいいのか…?」
「はぁっ、聞くのっ……」
「聞きたいのだよ。お前の口から……」
「っ……きっ……きも…っ」
「なんだ…?ハッキリ言うのだよ、……」
「きっ……気持ちいいっ……」