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【黒子のバスケ】甘い秘事【裏*R18】

第7章 *愛の結晶【緑間真太郎】*


緑間side



『真ちゃん!ウチの嫁さんに赤ちゃんがデキたんだぜー!』

『お前、そろそろだろ?……まさかまだ避妊してんじゃねぇだろうな。轢くぞ』



オレの周りは皆、自分の妻とは別に小さな家族がいる。

高尾は2人目。
宮地さんには1歳の女の子がいるそうだ。

噂では、木村さんの家ではもうすぐ1人目が。
大坪さんの家は……既に3人のお子さんがいるらしい。


だがオレと家内の間には……

まだ赤子はいなかった。



「何考え込んでるの?真ちゃん」

「いや……。それより高尾と同じ呼び方はやめろと言った筈なのだよ」

「へへ、ごめん。なんか難しい顔してたから」



妊娠しない原因は分かっている。
結婚して暫く経っているというのに、オレ達は避妊をしているのだ。

経済的に問題があるわけではないし、子供が欲しいという気持ちもある。


なのに未だ徹底しているのは……
避妊具なしでの行為に踏み込めないからだ。


何と言うか……気恥ずかしい。



「気にするな」

「そう?でも疲れてるのかもね。今日背中流してあげる!」

「お前がか」

「私以外に誰がいるの?」

「なら……」

「うんうん!」

「っ……好きにしろ」

「もう、頼むのだよとか言ってよ」

「くだらない事を言うな。……入るぞ」

「……うんっ!」

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