第2章 *同棲初夜【黒子テツヤ】*
*おまけ*
「ただいまっ!うわ、いい匂い!」
「おかえりなさい、さん」
「どうしたの?ご飯作ったりして」
「早く帰れたので代わりに作ってみました。美味しいかは分かりませんが」
「ありがとう!あ、ゆで卵がある」
「それだけは負けません」
「確かに凄く綺麗に剥けてる」
「お風呂も沸いてますよ。どっち先にしますか?」
「ははっ!なんかテツヤが新婚の奥さんみたい…!」
「笑わないで下さい」
「ごめん…!普通は私がやるんだよ。お風呂とご飯どっちがいい?って」
「そこに私は含まれないんですか?」
「?!それって、お風呂にする?ご飯にする?それとも……ってやつ?」
「はい」
「いやっ、私そんな事言えないから…!」
「でも一度言われてみたいです」
「む、無理!私を選ぶかもしれないじゃん!」
「そうですね、そうかもしれません」
「そうかもって……テツヤ言う気だな…?」
「はい」
「即答?!きゃ…!ちょっと……私まだ着替えてないから離して…!」
「それは出来ません。まだおかえりのキスしてないですから」
「てか完全に結婚したみたいだよ…っ」
「いつか現実にさせます。もう少し待って下さい」
「っ……は、はい……」
「急に大人しくなりましたね」
「うぅ……」
「クスッ。大好きです、さん……」
*終わり*