第1章 バイオレンス・オア・トリート
ヤバイ!!
犯罪的に可愛い!!
黒猫様と白猫様の絡みが見れるなんて、
今夜は最高すぎる!!
乗ってきたリヴァイの行動に目を輝かせたハンジは
モブリットに、今のこの状態
(リヴァイとナナシがニャンニャンしている絡み)を
スケッチするように命令する。
これは後で売れるっ!!
熱狂的なリヴァイファンと、最近出てきたナナシファンにとって、
このコスプレBL・・・もとい、
絡みは喉から手が出るほど欲しいものだろう!
ある方面に商才のあるハンジは金の匂いを嗅ぎつけ、
リヴァイとナナシに「もっと二人寄って!近づいて!」
「リヴァイは手をナナシの腰に!」などと
指示を出し始める。
モブリットがスケッチした絵を刷って売り出せば、
研究費用がガッポリ稼げるとハンジはガッツポーズをした。
・・・・・が。
「何やら楽しそうだね」
色気のあるバリトンヴォイスが聞こえてきて、
ハンジの背筋は凍りついた。
食堂の入り口にはワイルドに決めたエルヴィン・スミスと
ミケ・ザカリアスの狼男‘Sが立っていて、
それを認識した兵士達は黄色い悲鳴を上げた。