第2章 -俺、超絶普通!-
「やっとついたぁ... 」
「ここまで来れば安全... かな。」
真崎美璃南(さなざきみりな)は、息を切らしてやっと地球まで着いた。
「しばらくはここで過ごすしかないのか... 」
現在、美璃南がいる世界では宇宙的戦争が大々的に行われている。
美璃南もその町の人も戦争を反対していたけれど、戦争は起きてしまった。
「国の人も皆解ってないよ...
何で昔っからいつもこうなるのよ... 」
美璃南は泣きそうだった。
でもここで泣いたら負けを認めているみたいなのでグッと涙をこらえた。
「____っつ、強くならなきゃ...! 」
ただそう強く願った。