第2章 3ヶ月に1度の内緒の話。
「アズサ、最後イくときだけ んっ て言うよな」
愛液で濡れてしまった私の下半身を拭き取りながらアキトは嬉しそうにしている。
ワザと弱いところ触るから、火照ってる身体が反応してビクってなる。
アキトにとってはそれが面白いらしい。
でももう私には睡魔が襲ってきている。
性欲が満たされたら急に眠くなってくる。
ホント、私の身体は欲に忠実である。
「アキト、私もう、寝る」
「アズサは淡泊だなー」
私の隣でこちらを見下ろすアキトはふんわりと笑う。
アキトの顔で私が3番めに好きな表情。
1番目が泣き顔で
2番目があれ、勝ち誇った笑顔
3番目がこれ。
「私達にピロートークなんて必要ないでしょ」
彼氏でも彼女でもない、なんていうんだっけ。こういう関係。
何か分かんないけど、ちょうどいい、心地いい関係である。
今のところ。