第2章 3ヶ月に1度の内緒の話。
「前の男、どんな風だった?」
「ちょっと、そんなとこで話さないでよ」
私の下半身を舌で愛撫しながら喋ると、余計反応してしまう。
「ちょっと、うるさいひと、だっ、た、」
自分で聞いたくせに、アキトは私の弱いところを舌で攻め倒す。
舌で舐めて、唇で食まれるのが、すごくいい。頭、真っ白になる。
身体が大きく跳ね上がると、アキトはもうイっちゃったのって笑う。
「俺も喋るけど、うるさい?」
肩で呼吸するような私をアキトは上目遣いで見てきた。
「アキトは、どうで、も、いい世間話、じゃ、ん」
そう答えると、指が一本だけゆっくりと、私の中に入っていく。
そんなんじゃ足りないって分かっててやってる。
この話は終わってないってこと。でしょ。
「実況、する人だっ、たの」
私はこの中途半端な快感に耐えられず、いつもすべて話してしまうのだ。