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『  』に溺愛される少女がいたそうですよ?

第4章 チェスごときでございません。




………

……………。



白「………ふぁあ〜。花、
おや、すみ……したい。」



花はハッ!となりながら
また膝枕しようと元の場所に行こうとした。


空「ちょちょっ、待てって。
『  』宛の挑戦状だぞ?
相手が高度なチェスプログラムとかだったら
俺一人じゃ手に負えないって」

興味を失った白を引き止める。


白「……今更、チェスとか……」


空「うん、…いや、気持ちはわかるけどさ」


世界最高のチェス打ち
グランドマスターを完封したプログラム。
それに白は
20連勝してチェスに興味がなくなったのは
だいぶ昔の話。
やる気がわかないのもわかる…でも


空「『  』に負けは認められない。
せめて、相手の実力がわかるまで、な?」


白「………う〜……わかった。」






『あれ?寝ないの?』


花は膝枕をする気満々で
座っていた。
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