第3章 大好きな桃色の娘
もう少しで空と花の指が
触れそうになった瞬間
グッ
何かが花を止めた
花も不思議に思ったのか
その原因であろう腰あたりを見る
それは
眠いと言っていた白だった。
『どうしたの?』
白「…にぃ、ゲームして、ればいい……
花と、白だけて……イチャこら…する」
ちょっと嫉妬らしい目で言った
『キュン。白ちゃん!かわいい!!』
空そっちのけで白に抱きつく
差し伸べた手のやり場がなく
固まる空を他所に
2人は楽しそうにキャッキャと
戯れている
―〜っ
空「かむばあーーーぁああくーーっ!!」