第18章 コンビニに行くお手軽さ。
空「いや、別の頼み事がある」
空は本から目を外さず言う
昨夜の
『惚れろ事件』を思い出し
また変態じみた要求かと身構えた
しかし、空から出た言葉は
案外まともであった
空「『イマニティ』て言葉、
よく聞くけど、他の種ってなんだ?」
だが
それがステフには意外な質問だったらしく
質問で返した
ステフ「空の世界には
イマニティしかいませんでしたの?」
空「少なくても
意思疎通が可能だったのは
『人類』だけだったかな―――」
ステフ「花様は?人類に属性
なさってましたの?」
『わたし、これでも
普通の人類だよ…』
少し複雑な顔をした
花を膝に座らせ
本を読んでいた空は優しく頭を撫でる
そこでステフは思った
なぜ
空は花を離さないのか