• テキストサイズ

冬の夕空

第5章 冬の夕空


彼は私の耳にチュッと音を立ててキスする。
そして私の濡れているところにぎゅうっと指を差し込んだ。

「んっ……!」

私の身体のどこか奥のほうが、ぎゅうっとつかまれたような感じがする。
入れただけで動かされていないのに、私の腰が勝手に動いてしまう。

「あっ。だめ。これっ、だめぇっ!」

「……ちょっとだけ」

そう言って彼はゆっくりと指を動かす。
私のあそこの中は、彼の指をぎゅうっとしめつけながらひくひくとけいれんする。
全身の力が入らないのに、下半身だけ勝手に動いてる……。
わけのわからない感覚に泣きそうになる。

「ああぁん……。やだぁ……」

「ごめんね」

彼はそう言って指をそっと抜き、私をぎゅうっと抱きしめた。

全身がふわぁっとあたたかくなる。
まるでお風呂に入っているような心地よさ。

私は彼の背中にそっと手をまわす。

彼は頬ずりしながら私の頭をよしよしとなでる。

あたたかくて……、少し涙が出てくる。

彼が私の目元の涙を舌でそっとなめる。

「くすぐったい」

私が笑うと彼もにっこりと笑った。


/ 78ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp