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戦国夢想(戦国無双3、戦国無双4)

第37章 無双学園生徒会執行部。『December』(逆ハー)


「あ、えと……は、い…」

迷ったけれど、勇気を出して少し素直になって。
小さくそう返事をしたら、三成先輩はベッドの端に腰を下ろした。

急に縮まった距離に、今部屋に二人きりだと言う事を意識してしまう。
一度そう頭に浮かんでしまったら、もう拭えない。

顔に熱が集まる。

「顔が赤い、熱が上がったか?」


あぁ、ダメ。

好きだと自覚した時もそうだった。
先輩と、どんな距離感で話していたんだっけ。

おでこには、三成先輩の手。


「大丈夫、です…」
「少し眠れ、側に…いてやるから」

繋がれたままの手に力が込められる。
おでこにあった手は優しく動き、撫でられる。


「先輩の手、ヒンヤリしてて…気持ちいです…」
「…………っ、そうか…」

三成先輩の顔が心なしか赤い。
もし、移しちゃってたら…心配だな。

でも、

このまま側に、居て欲しい……。


段々と思考回路が回らなくなってきた。
瞼も重い。



「あまり、煽るな……触れたくなるだろう…」


瞼が閉じる直前に聞こえた言葉。


私はもう三成先輩のモノなんだから、触って良いのに…そう思ったけど言葉に出来ないまま私は意識を手放した。






寒い、


だけど、



右手だけはずっと温かい。


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