第2章 第二章 禁断 澤村 大地
スガの言葉に俺は余計に頭が混乱した。
大地:未羽、これは一体どういう事だ…?
未羽:お兄ちゃん、ごめんなさい!全部嘘なの!!
未羽が必死に謝る。
大地:嘘?
未羽:私、本当はお兄ちゃんの事が好きなの!
未羽がうつ向いたまま、そぉいう。
大地:え うん、それは嬉しいが…。今はそんな事を聞いてるんじゃ無くてだな…
俺は、未羽の言っている意味が分からなかった。
未羽:そうじゃ無くて、お兄ちゃんとして好きなんじゃ無くて…えっと…
未羽は泣きそうな声で必死に伝えようとしている。
それでも、俺は何を言いたいのかわかっていない。