第2章 第二章 禁断 澤村 大地
なんで、未羽は旭を選んだのか。
なんで、他の奴じゃなく旭なのか。
旭には、好きな奴が居る。
誰かわ知らない。
聞いても答えようとしない。
別に旭は悪くない。
無理に聞き出す気もない。
でも、未羽が可愛そうでしかたなくて、余計イライラする。
気が付けば、未羽の部屋の扉を開けていた。
未羽:ちょっ…お兄ちゃん!入るときはノックしてよ!
未羽は着替えようと制服の上を脱ぎ始めている所だった。
俺は一瞬硬直して、勢い良く扉を閉めた。
大地:す、すまん!
未羽はなにも言わない。
色んな事を思った。
もぉ口をきいてくれないかもしれない。
顔も合わしてくれないかもしれない。
そんな事を考えて居ると、ドアが開いて、中から少しこちらを除く未羽が見えた。
一瞬だが、顔を赤らめていたようにも見えた。
未羽:いきなりドア開けて、入って来た理由は何?
未羽が口を開いてそぉ聞いてきた。
大地:あっ、いや、その…すまん。いきなり開けて…
未羽:まだ脱ぎ始めだったから、いいよ。それで?何の用事??
未羽が少し膨れて、こちらを見ながら再び尋ねる。
大地:あぁー、ええっと…。話しがあるんだが…。入っていいか?
部屋の方を指さしながら、訪ねてみる。
未羽:?いいけど?
首を傾げながらも、部屋に入れてくれる未羽。
俺が思っていたより反応が普通だった。