• テキストサイズ

アンバランスな恋模様

第20章 20日目





大泣きしたらスッキリして涙を手で拭った。そしてもう一度二宮くんの洋服にギュッと抱きついた。ありがとう、二宮くん。



「あ、泣きやんだ。」


私の顔を見て優しく笑う。
嫌な顔してもいいのに…。



「ありがとう、二宮くん。」


「うん、当たり前でしょ?が泣いてるのに放ってはおけないカッコいい二宮くん。」


「…ふふ、」


「また、埋め合わせはするから。」


「うん、」


「の行きたいとこ、どこでも連れてってあげるから。」


「うん、…って二宮くん、なんで戻って来てくれたの?」


「あ、そうだった。忘れ物いっぱいして。」



私もその瞬間「あ」と思い出した。
お財布!私のバッグに入れたままだった。



「はい、行ってらっしゃい。」


お財布を二宮くんに渡した。



/ 160ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp