第2章 ついに
慶太の所に行くと手が砂だらけになっていた
簡単に言うと汚れている
私は慶太を持ち上げ蛇口の所に行って手を洗わせた
慶太はすごく笑顔で手を洗っている
もう、ただの癒しだ
「タオル、ちょーだい!」
とニコッと笑いながら手を上げる慶太
もう、可愛い。
私はタオルをあげ、慶太を持ち上げてブランコの所に行く
ブランコに着くとちぇーと口を尖らせた弟達がいた。
「ほら、おばあちゃん待っているから行くよ!!」
「おばあちゃん、さっき行ったよ」
なんとおばあちゃんが先に行ったと言う奇跡が起きた
「でも、ほら、迷惑だから翔琉、翔いくよ!」
と言う
すると、
「いえ、大丈夫ですよー!」
と男の人の声が聞こえた。
そちらを見るとすごく可愛らしい?男の人が言っていた
いや、男の子と言った方がいいだろう
焦げ茶のふわふわな髪の毛、そして二重で目が大きくてニコッと笑っている
あと、少し女顔。
すげぇ、可愛らしい男の子だな・・・・・・
「おぉー!惚れたのかぁー!?」
と翔琉がニヤニヤしながら言っている。
しかも、結構馬鹿にしている
「はぁ?馬鹿じゃないの?」
と微笑みながら言ってやった。
やっぱり、小学生の考えていることが分からない。
チラッとそっちを向いたら
可愛らしい男の子がオロオロしていた。
(周りの人は笑っているけど)
純粋だな。
気を取直して
「本当にうちの弟達がすみませんでした」
と頭を下げて翔と翔琉をブランコから立たせ
「ほら、ありがとうございましたは?」
「ありがとうございました!」
2人(主に翔琉)が言い私達は公園をあとにした。