第1章 少年達の花園 1
『お前らにも名前を考えた。まずお前は"サニー"だ』
「サニー?(オ)レが?」
『あぁ。太陽は一つしかなく同じものはない。それにこの銀河で一番強い光を発している。どうだ?』
「ま、美(つく)しいからいい」
『次にお前は"ゼブラ"だ。縞馬と言うと聞こえは悪いが縞馬は百獣の王。ライオンから逃げ切れるほどの脚力と瞬発力を身に付けている。強くなろうと思うならこの方がいい』
「……ボク…全然強くないけど強くなりたい!!だからその名前がいい!!」
『次にお前は"鈴"だ。鈴(スズ)のように明るく、軽やかな雰囲気を作り出すお前にビッタリだと思う』
「鈴……ウチの名前……。うん!気に入ったし!!」
『最後にお前は"ココ"だ。お前いまどこにいる?三人称はそこだが一人称はここだ。自分はここに居る。自分の居場所を示せば誰かが傍に来てくれる』
「ココか……。僕は異論ない」
『じゃあ改めてよろしく五人!!』
それぞれ名前を付けられて嬉しいのかとても顔が綻んでいる
握手として手を伸ばせば、五人とも私の手を握り返した
『そう言えば部屋の案内をしていなかったな』
「部屋?」
『トリコたちの部屋だ』
「オレらの部屋?!そんなのあんのかよ?」
『作ってある。着いてこい』
サッと立ち上がり玄関に戻る
そして、左にある階段から二階へ上がる
『部屋の前にネームプレートがあるはずだ。私が帰ってくるまでに他に必要なものがあったら言えるようにしといてくれ。では』
そのまま身を翻し階段を降りる
「ねぇ楓!!」
『なんだ?』
「ありがとね!」
階段の途中に呼び止められ振り返ると鈴が居て、眩しい笑顔を見せてから部屋に入った
『フッ…』
鈴、可愛い…
この時代でチョーラッキー!!
神様ありがとう!!
ルンルン気分で庭に出てプラウドを呼び、狩り(ハント)に向かった