第1章 少年達の花園 1
『悪い……』
「ホントにそう思ってんのか?」
『勿論だとも』
「じゃあオレからの願い聞いてくれるか?」
『あぁ、いいとも』
「なら……オレらをお前の弟にしろよ」
あいつが急に突拍子の無いことを言い出した
「何を言ってるんだ……さっき断ったばかり…」
「お前らだって今の見て着いて行きたいって思っただろ?」
「っ……」
あいつの言葉を聞いて動揺した
確かに僕も決意が揺らぎ、着いて行った方がいいと考えていた
「た、確かに思った……だけど僕らは断った身だ。今更……」
『いいだろう。その願い、聞き取る』
「マジか?!よっしゃ!!」
楓さんは僕らの話を聞いていたのにも関わらずあいつの願いを聞き入れた
「ほ、本当にいいんですか……?」
『良いに決まっているだろう。私はお前らを家族にしたいと思っていたからな。それにそんなことを子供が一々気にしなくていい、それは大人になってからするものだ』
ポンポンッと頭を撫でられる
『お前らも異論はないな?』
「そこの衛生面は?」
『掃除くらいならしてる』
「そ(う)じゃなくて、(オ)レらの寝るとことか」
『ああ……。そういうところなら大丈夫だ』
「なら(オ)レは行く」
「お兄ちゃんが行くならウチも行くし!」
「じゃ、じゃあボクも……」
みんな行きたいと言っている
「じゃあ僕もお世話になります…」
『ふむ…ならすぐ皆を集めれるか?』
「うん。じゃあ呼びに行って来ます」
§~§~§
「あ!昨日の姉さん!!」
『久しいな』
「こんなに集めてどうすんよ……」
『屋敷に移動する』
「この大人数で?」
『まぁ見てろ』
ここに居る人数は14人
どうやってこの人数を……
楓さんは目を閉じ、右手の人差し指と中指を額に当てた
すると、ゴゴゴッと音と共に白い大きな薄い壁みたいなものが現れた