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Sweet Love* Part3

第21章 *お互い様 feat.緑間


「ん…ん、ぅ……」

今までできなかった分、とでも言うように、何度も何度もキスされる。

唇から指先まで痺れが伝わって、力が抜けた。

真太郎も、笑ってはないけど幸せそうにしている。

その顔が…今でも変わらず好きで。

「っ…ふ、はぁ……真太郎、しつこすぎ…」

「嬉しそうに言われても…やめたくなくなる、だけなのだよ」

余裕そうに言う真太郎も、うまく呼吸できなかったようで、少し苦しそう。

体をぴったりくっつけたら、真太郎の鼓動が聞こえてきた。

「真太郎って、余裕そうに見えて照れ屋さんだよね〜」

「人のことを言えるほど、お前も余裕じゃなさそうなのだよ」

真太郎も優しく私を包んでくれて、ふわふわした時間が過ぎる。

クラスメイトが登校してくるまで、空気はずっと変わらなかった。


*お互い様*

余裕ぶってたり、
本当はドキドキしてたり、
そういうとこはお互い様だね。
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