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Sweet Love* Part3

第2章 *似てるようで、違うような feat.笠松




幸君、大好き。」

それは、お兄ちゃんも幸君も、どっちも大切だってこと。

「…俺もだよ。」

幸君を抱きしめたら、その温もりに、笑顔と涙が零れた。

幸君も、ギュッと私を抱きしめ返してくれる。

「でも、勘違いされたくないから、これだけは言っておく。」

抱きしめられたまま、耳元で囁かれた言葉に、ドキンと胸が高鳴った。

──「俺はお前を、一人の女として好きだ。」

そっか。

お兄ちゃんと幸君は似てるけど、それでも何かが違うのは、性格とかじゃなくて…。

私にとって、幸君は「お兄ちゃん」じゃなくて『好きな人』だったからなんだ。

「…私も。」

二人にしか聞こえない小さな声で言った言葉は、二人の体温をもっと上げた気がした。


*似てるようで、違うような*

君は優しくて安心するけど、
その反面、
ドキドキだってしちゃうんだ。
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