第4章 オトメン青峰大輝
CASE.1 〜海〜
「青峰くーん、遅いよーっ!何やってんのー?」
1人波打ち際で遊んでいた木村は、いつまで経ってもこちらへやって来ることのない青峰の方へ向かった。
「ちょっ、えっ……、青峰君…何してるの……?」
2人の荷物を置いていた所まで戻ると、日陰で何やら不審な動きをしている彼。
「あん?見りゃ分かんだろーが」
「ま、まさか……!!」
「日焼け止め塗ってんだよ」
「ブフォッ!!」
木村は青峰の発言に吹き出してしまった。(高尾並に)
「だ、だって焼けると痛ぇし黒くなるだろ!?」
「ブッッフォ!!いや、もうアンタ手遅れだから!!」
更に盛大に吹き出す木村。(高尾並に)
「〜〜っ。笑い過ぎだっつの!!」
「ちょ、何顔赤らめてんの!マジやめて!!お腹痛いっ!!」
1.日焼けを気にして日焼け止めを塗るオトメン青峰大輝