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【エルヴィン団長誕生日夢】

第3章 彼にとってのその日



カチカチと時計の秒針が
刻む音が部屋に響く。


ふと書類から顔をあげると
自分のベッドで
ピタッと動きを止めたかと思えば、
頭を振り、
眠気と戦うリナの
姿が目に入る。


そんな姿を見ているだけで
どれだけでも
時間を潰せそうだった。


彼女の目線は
先ほどから
時計と自分を行き来する。


今日は
頑張ってでも
一緒に寝たいのだろうか。


いつもは
勝手に寝て、
むしろ自分の方が
物寂しい気分になっている気がするのに。


相変わらずの気分屋だ。

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