第3章 及川 徹
―及川side―
なのはちゃんが入部して1年。ようやく男性恐怖症の兆候が収まってきた。
骨折も良くなって今では普通に歩けるほどに。
岩ちゃんからも許可が降りたので
いきなりだけど、告白して来る〜☆
及川「なのはちゃん。ちょっといいかな?」
『?及川先輩?』
すぅー
及川「俺と付き合って」
『!ちょっと及川先輩!!あの、恥ずかしいのでお返事後でいいですか?』
及川「うん。待ってる。」
部活終了後。彼女はやってきた。
『先輩。そのお話、受けさせていただきます。一ちゃ、岩泉先輩と一緒に私を中学の時から心配してくれてたの嬉しかったんです。年々自分の病気が治っていくに連れて少しずつ優しくしてくれる及川先輩のことが好きにもなれて。いつかは告白してみようかなって思ったのに先、越されちゃいましたね。先輩、好きです。』
俺の中で何かが切れた。
嬉しさが限界を知らないほど嬉しくなった。
そして今に戻る。
及川「やー、俺の片思い何年かかったんだろうね」
岩泉「知るかよ。」
及川「岩ちゃん、拗ねない♪」
岩泉「うぜぇ」
ひゃー!岩ちゃんが殴ってくる〜。
岩泉「おい!クソ及川!なのはを幸せにしねーとぶん殴るから覚悟しとけ!」
及川「分かってるよ♪」
俺の恋物語はここで一旦終わり・・・かな?
《完》