第2章 距離感
翔
『はい!病院着いたよ!!入り口まで支えるから
その先は、自分で頑張れる??ごめんね??
俺さすがに一緒に入れないからさ』
あや
『いえ!!ここからは、自分で大丈夫です!病院ですし
無理そうならケンケンで入り口までは、行けます!!
本当にご迷惑おかけして申し訳ありませんでした!!
あ、あと あの!さっき連絡先とか聞いちゃってすみませんでした』
『本当は、後日お礼をお渡ししようと思っていたんですけど、ラッピングもしてなくて申し訳ないんですが
お礼で受け取って下さい』
そう言って自分が使おうと思い、自分のお店で買ったシャンプーを渡すあや
翔
『笑!ありがとう!!』
そう言ってマスクを付け車を降り、助手席のドアを開け無言て手を差し出す
あや
『本当すみません』
入り口に着くとそっと手を離し 何かを手に握らせ微笑む翔
手を開くと 高そうなボールペンだった
あや
『これは?』
翔
『お礼のお礼!?俺も今日何も持ってないから!!笑
色々あるけど、お互い踏ん張ろうね』
あや
『そんな、頂けませんよ!!』
翔
『いいから、いいから!!じゃーね!!!』
そう言うと車に戻り 走り去っていく
その車の後ろを眺め 寂しさを少し感じたあや
あや
『…好い人だったなぁー…』
その後診察を受け結果は、捻挫 自宅に帰ったのは日付けも変わり深夜をまわっていた
早く寝なきゃ!!
今日もバイトあるから4時30分起きだし!!!
だが、あまりに色々ありすぎて興奮して眠れずに
頂いたボールペンを眺め朝を迎えた
春
『おはよう!!お前足どーした!!』
あや
『おはようございます!笑、昨日転んで捻挫しちゃっんです』
春
『お前ドジだなぁー!!今日は、レジだけやってくれればいいよ、他は俺がやるから』
あや
『ありがとうございます』
先輩の力を借りつつコンビニで働いているとそこに一也が現れた
一也
『おう、お疲れ!!』
昨日の一件もあり普通に接しられない