第7章 正直
春
『すみませんが、俺店あるんでお願いしてよろしいですか??落ち着いたら帰って大丈夫なんで』そう言うと
深々頭を下げ
翔
『ありがとうございました』
春
『それと、これ!!』っとマスクを二枚渡してくれる
春
『バレるとマズイんでしょ??』
翔
『……すみません助かります!!』
そうして、春は、店舗に向かった
翔
『あや??』
あや
『…ごめんなさい…すみません……!!』
と泣くあやを優しく抱きしめる
翔
『あやごめんね?守ってあげるつもりだったのに!!』
あやは首を振ると
『ごめんなさい』
翔
『とにかく帰ろ』レジにいる春に翔は、会釈をし、あやを車に乗せ自宅にかえり
ソファに座らせる
あや
『………………………』
翔
『……………誰にやられたの??』
あや
『………職場の同僚で……』
翔
『…最近揉めてた??』
あや
『…はい…』
翔
『そう…』そう言うと無言で立ち上がる翔
あや
『………!!!どうしたんですか??』
翔
『………笑!大丈夫!!飲み物淹れて来るだけだよ!!本当は、ぶん殴りに行きたいけど、あやもそれは、望んでないでしょ??』
翔はコーヒーを淹れてきてくれた
あや
『…ありがとうございます…』と翔を見上げるあやの首にくっきりとキスマークが付いているのを見つける
翔
『……………………っ!!!』
その反応に首を隠すあや
翔は、イライラしながら
『………ごめんね、本当…だけど、俺ダメだ我慢出来ないと、涙ぐみながらあやの首に少し乱暴に唇を落とす』
あや
『!!翔くん!!!』涙ぐむ翔を見て罪悪感で涙が止まらないあや
あや
『本当にごめんなさい!!』