第7章 正直
翔
『そっかなら良かった!おいで?』
そう言うと、ぐいっと引き寄せ 体勢を崩し 翔の上に向き合った状態のまま乗り、あまりの顔の近さに恥ずかしそうに顔を背けようとしたあやの頭を抑え そっと唇が合わさるだけのキスをし
翔
『嫌だとか怖いって思ったら正直に言ってね、無理は絶対しないで?』
あや
『………はい……』
あやを反転させ自分の膝の間に座らせ、後ろから抱きしめ首筋に唇を落とす
あや
『……っ!!』
翔
『……………………』
そのまま、あやのパーカーのファスナーを真ん中ぐらいまでおろすと、パサッとパーカーが肩から落ち、キャミソールだけの華奢で綺麗な白い素肌が露わになり
その右肩に優しく翔の唇がふれると チュッっと今までとは違う大人な感触に
ピクッと反応するあや
翔
『…ここ、マーキングしちゃったから、気を付けて!笑』
っと右の肩甲骨の上を指差し笑いながら服を着せてくれる翔
翔
『真っ赤か でリンゴみたい!!笑!ちょっと待ってて』
あやの頭をぽんぽんと触るとソファーから立ちキッチンへ向かい、お水をあやに手渡す
翔
『…はい!笑!ごめんね喉乾いたでしょ?』
あや
『あっ!すみません!ありがとうございます』
あやの横に座り翔は、話しはじめた
翔
『俺もあやに言わなきゃいけない事があるから聞いて??』
あや
『はい…』
翔
『正直言うと実はあの日見てたんだ、あやが足を怪我した原因を……だから、俺はあの女の子があやに嫌がらせしている事も、それが男が理由なのも知ってたその男が大体どいつかもね??両方ともたまたま見ただけだけど
……だっておかしいと思わない??あの子が来た時俺が何で大丈夫って言えたのか』
あや
『そう言えば…』
翔
『だけど、憶測じゃなくてあやの口から聞きたいんだ、何があったのか、あやは、どうしたいのか』
あや
『実はあの日………
全てを話しはじめるあや